アリ駆除[小蟻]

アリには、ミミズや虫の死骸を運んでいるアリ（雑食性）と、溶けた砂糖や植物に寄生しているアブラムシが分泌する蜜などを好むアリ（吸蜜性）がいます。中にはヒトに咬みつくことや、毒針で刺すといった害をもたらす場合もあります。その毒針でアルカロイド系の毒により激しく痛み、さらに毒に対してアレルギー反応を起こす事例が報告されています。

アリは常に
我々の居住を狙っている

アリは餌や生息場所を求めて家屋内に侵入します。台所の砂糖壺など蓋を忘れると侵入するアズマオオズアリをはじめ、住宅の灯火に大挙飛来し不快な思いをするトビイロケアリなど、様々なアリが我々の居住を狙っています。影響を及ぼす前に、早急に対処する必要があります。

放っておくと家屋以外に
人体にも影響

アリは放っておくと家屋内への侵入だけではなく、人体にも影響を及ぼします。衣類に潜り込んでヒトを咬んだり、毒針でヒトを刺す例も。これらに刺されると、毒により激しく痛み、さらに毒に対してアレルギー反応を起こす事例が報告されています。

イエヒメアリの駆除法はどのようなものですか？

イエヒメアリは港湾地区を中心に暖房完備の集合住宅病院・ホテル・デパートなどでみられます。板壁の中とか食器棚の中とか僅かな隙間で数十から数百の集団を形成し、女王や卵を連れてあちこち移動します。いつもアリが出現する通り道に殺虫剤を散布したり、壁内に注入したりしても1ヶ月後には姿をみるようになります。ベイト剤を出没箇所に置くと巣にもち帰り全滅させることができます。

夏の夜、羽アリが家の中に入ってきます。防ぐ方法はありますか？

飛行に飛び立った成虫が夜間灯火に飛来します。結婚飛行は種によって時期時間帯が一定しています。雄が飛び立った後、雌が雄の群れの中へ飛び出し空中あるいは地上で交尾を行います。このときうまくペアになれなかった雄が灯火に飛来します。消灯するか窓に網戸をつけるか、窓を閉めるしか防ぐ方法はありません。アリは可視光に集まる習性もあり、防虫灯などの黄色い光源にも誘引され飛来してきます。

報道されているヒアリに似たアリが庭先にいるのですが…

まず似たアリが本当にヒアリであるかを確かめる必要があります。専門業者に調査を依頼してください。調査結果が出るまではアリに触れないでください。必要に応じて熱湯やスプレー式殺虫剤を用いて駆除してください。